(切られたシッポの先と繋がっていた腱。)
    中には骨も残っていました。
(最近のマリア)
 マリアは2000年6月10日に捨てられた猫です。非情な飼い主は、その前日にマリアの子供4匹を先に捨てました。マリアは捨てられたことでパニックになっていたにもかかわらず子供と再会すると母乳を与えてました。しかし梅雨の長雨の寒さで子供たちは全員死んでしまいました。 
 捨てられた事と自分が産んだ子供が全員死んでしまった事により、精神的ショックでノイローゼになったにもかかわらず、その頃捨てられた他の仔猫たちに母乳を与えたのです。自分の子供でもないのに母乳を与える姿に深く感動し、聖母マリアのように思えて「マリア」と名付けました。
 食事をする時も他の猫たちに追われたりするので、いつも木の上にいましたが、約4ヶ月ののち普通の生活に戻れました。
 そんなマリアが03年12月2日: 人間により虐待を受けました。鋭利な刃物でシッポの先を切られたのです。一本の腱がひも状に伸びていて痛々しくブラブラ垂れさがっておりました。
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 捨てられ・切られ・・・・いったいマリアが人間に何の悪い事をしたのでしょうか!

多摩川の河川敷に仔猫が捨てられました。3匹の仔猫は雨の中ずぶ濡れでブルブル震えて草むらで固まっていたそうです。
発見したホームレスのおじさんは「かわいそうに・・・。」と自分のテント小屋に保護しました。

しかし、ひどい風邪で症状は最悪です。この仔達の目は塞がり、もう歩く体力も食べる気力も残されていません。全身の力をふり絞り、上を向いてつまった鼻で微かに呼吸をしています・・・・・・・・・・・・・・・・。数分後、次々と天に昇っていきました。
死ぬためだけの命でした。
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なぜ、こんな現実があるのでしょう・・・・・・・動物は人間を裏切りません!


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